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より良い聖書朗読を
・・もう一段の努力と工夫を(カトリック桜町教会)
ミサの中で聖書朗読をする人の役割は大変重要なものです。
「聖書のみことばが教会で朗読される時には、神ご自身がその民に語られ、キリストはご自身のことばのうちに現存して、福音を告げられる。したがって神の言葉の朗読は典礼のもっとも重要な要素である」と、ミサ典礼総則(9)にある通りです。
そこで朗読者の、留意すべき点をいくつか考えてみました。皆様の準備に役立てればさいわいです。
朗読者の準備
- 朗読者はその日の「聖書と典礼」を前もって入手し、下読みを繰り返しておきます。
- 読み方などであいまいな点があれば調べます。
- さらに自分で聖書を開いて朗読個所の前後を読み、内容の理解を深めておきます。
- 自分の朗読をレコーダーなどで録音し、練習すると自分のくせや欠点がよく見えてきます。
朗読の心得
- 聖書のみことばを朗読するとは、単なる朗読ではなく、神のみことばの宣言であります。
- 神のことばを自分の言葉で読み、聞かせるという強い自覚が必要です。
- 聖書朗読は、読む人が自分一人で分かればよい、というものではありませんから、独りよがりの読み方をしないように気を付けましょう。
- 会衆の方々に理解してもらうためには、朗読者がみことばを理解していることが大切です。
- ゆっくりと、理解しながら読む。(朗読と祈りはゆっくりと・・が原則です)
- ことばとことばの間の取り方を工夫する。(非常に大切なことです)
- 「一息で、一気に読もう」と、決してしない。(聞いている人には理解できない)
朗読の調子
- 聖書にふさわしい格調のある朗読が望ましい。
- あまり「セリフ」を読むような口調にならないように、かといって極端な棒読みも困ります。
- 旧約と新約など、書によっておのずと朗読の調子も違ってきます。
- 旧約(預言書)などは威厳をもって、新約(手紙)では話しかけるように読みます。
技術的なこと
- 文章の終わり、語尾まではっきりと発音すること。
- 喉だけで声を出すのではなく、腹から声を出すようにつとめる。(堂々と読む)
- マイクの前であっても、大きい声を出したほうが良い。(後ろの人に声が届くように読む)(普通より声の大きい方は少しマイクから離れる)(シールドがある場合マスクは外す)
朗読の姿勢
- 少し足を開き、胸を張って堂々とした姿勢で読みます。(本にかぶさって活字だけを追うようにならないように気を付けましょう)
- 両手は軽く書見台のはしに置く。(台が低いときは聖書を両手で奉持する)
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